関東馬のワンツーとは ~阪神JF

今年の阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF)は、アパパネ、アニメイトバイオという関東馬2頭による、ワンツーフィニッシュとなりました。

関東馬はスティンガーやショウナンパントルが勝っており、2004年にはショウナンパントル-アンブロワーズで同じようにワンツーを決めています。このように、G1レースとしては、比較的関東馬が活躍するほうだと思います。
しかしG誌の2歳オープン馬情報によると、先週時点での2歳オープン馬は、関西馬33頭に対して、関東馬12頭と1/3程度しかいません。これを見ると、今年の2歳馬は一団と西高東低が強まっているようで、あんまり関東馬同士の組み合わせを買う気にはなれませんでした。

しかしレースは好スタートを切ったアパパネが中団外で折り合い、直線は内を突いて抜け出し、後続を抑えて勝ちました。アニメイトバイオも、一旦坂でアパパネに突き放されたものの、最後は1/2馬身差まで詰めてきて、さすがに牡馬混合の京王杯2歳Sで2着した力を示しました。
シンメイフジやタガノエリザベートなどの人気馬が、いずれも追い込み脚質ということでイヤな予感がしたのですが、案の定追い込みは届かず、上位は中団から内を突いた組となりました。

2006年に馬場を改修したあと、昔に比べると荒れることが少なくなり、また過去3年の勝ち馬が、その後すべてG1ホースになっていることから、アパパネの将来は、かなり明るいものがあります。
桜花賞はともかく、オークスはそこそこ確度が高くなるのではないでしょうか。
ぜひ順調に行って、アニメイトバイオともども、クラシックレースでの関東馬の逆襲を期待したいと思います。

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